秋期産卵用親鮎放流実施について

春先の天然遡上鮎量の定定的確保の為、昨年も産卵用鮎の放流と、発眼卵埋没を実施いたしました。今年はその結果、天然遡上鮎の回復が見られましたので、今年も来年の天然遡上を更に増加させ、漁場回復を図る為に、8月1日、安倍川、藁科川に産卵用親鮎を約1トン放流致します。
この時期の放流鮎は、上流に昇らず流下します。又、友釣りには適さぬかもしれませんが、もし、掛かっても、秋期産卵用親鮎と認識して下さい。
河川は海と違い、水産資源が乏しく、一度枯渇すると、回復まで長期間を必要とします。一日でも早く、漁場回復させるために、種々の繁殖対策を実施しております。
今後も漁協活動にご理解を賜りますよう、お願い申し上げます。

安倍藁科川漁業協同組合
代表理事組合長 伊久美正男                                          放流委員長 柏木伸一